2022.6.18(土)12:00〜鹿児島県立サッカー・ラグビー場
第74回全九州高等学校サッカー競技大会
1回戦 九国大付 vs. 佐賀学園
前半 0 – 0
後半 1 – 1
PK 4 – 3
〈マッチレポート〉
梅雨特有の蒸す暑さがピッチ全体を包み込んでいる鹿児島県立ラグビーサッカー場。
九州総体の熱戦の火蓋が切っておとされた。
初戦の相手は佐賀県第2代表の佐賀学園。
前半は相手を牽制するかのような両チーム静かな立ち上がり。
序盤からイージーミスが目立ちチャンスを作れず波に乗れない中、前半18分、佐賀学園のコーナーキックから連続攻撃を受けるも九国DF陣とGK水津が身体を張って死守。
その後、暫く膠着状態が続いたが前半30分、左からのクロスをキャプテンの米山が頭で合わせ、そのこぼれ球を再度米山が押し込むが今度は佐賀学園DFの懸命なブロックに合い得点ならず。
お互いにゴール前まで迫るも、スコアレスのまま前半を終える。
後半に入り、決死の攻防を繰り広げるが得点には至らない。
両チーム決め手を欠いたまま、時間だけが刻一刻と経過する。
後半最初にチャンスを掴んだのは佐賀学園。カウンターからシュートまで持って行かれたが、井上がブロック。しかし、後半8分。欲しかった先取点を佐賀学園に献上する。左サイドからのクロスを頭で合わせられ失点。
追いかける側となった九国も、すぐさま反撃に出る。
バイタルエリアでボールを受けた濵田は反転して1ドリブルを入れ、右足をコンパクトに振り抜いた。
シュートはGKの手をかすめながらもゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻す。
その後は、両チーム共にチャンスメイクはするものの、ゴールを奪えずタイムアップ。PK戦へと突入。
ゴールマウスを守るのは終了間際に投入された守護神與田。九国は1人目が失敗し、追いかける展開。ここでも與田は、抜群の読みで2人目をストップ。続く佐賀学園3人目のシュートはクロスバーに弾かれる。九国は残る4人が落ち着いて決め準々決勝にコマを進めた。